翻訳:ウォール街を占拠せよ - 連帯原則
連帯原則
Principles of Solidarity
2011年09月23日 - ウォール街を占拠せよ
原文:http://www.nycga.net/resources/documents/principles-of-solidarity/

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 二〇一一年九月一七日、経済的、政治的なエリートたちによって永続化されている、私たちの時代のあけすけな不平等に抗議するために、アメリカ合衆国の各地から人々が集まった。その日一七日、諸個人としての私たちは、政治的な権利の剥奪と社会的、経済的不平等に対して立ち上がったのだ。

 私たちは意見を率直に述べ、反抗し、ウォール街を占拠することに成功した。今日では、誇らしいことに、私たちはリバティ広場に残り、非暴力的な市民的不服従に参与し、お互いへの尊敬、受容、愛情に基づいた連帯を築きつつ、自らを自律した政治的存在として確立している。

 私たちが取り戻したこの土地から、全てのアメリカ人に対して、また世界中に対して私たちが告げているのは、「もうたくさんだ!」ということである。一体いくつの危機を必要とするのだろうか?私たちは九九%であり、私たちは担保に取られた自分たちの未来を取り戻すために、移住したのだ。

 諸個人としての私たちは共に団結し、直接民主主義的なプロセスを通して、次の連帯原則を作成した。団結のために重要なものがこれらには含まれているが、これらに限るものではない。

  • 直接的で透明な参加型民主主義に深く参与すること
  • 個人的および集団的な責務を実践すること
  • 個人に固有の権利と、相互作用におけるその影響を認識すること
  • あらゆる形態の抑圧に対して、お互いに力を授け合うこと
  • 労働の価値をどのように評価するのか再定義すること
  • 個人のプライバシーを不可侵のものとすること
  • 教育は人権の一つであることを信条とすること
  • 技術、知識、文化を、無償で受容、創造、改変、配布できる万人に対して開かれたものとすること(二〇一二年二月九日に修正案を承認)

 私たちは果敢にも、より大きな平等性の可能性を提供するであろう、新しい社会的、政治的、経済的なオルタナティヴを想像するものである。私たちは、提案された他の連帯原則を現在統合しており、要求がそれに続くだろう。


*原則統合作業部会は、今もなお提案された他の原則を、可能な限り早くこの生きた文書に統合すべく活動している。これは原則統合作業部会によって作成された公式文書である。ニューヨーク市ジェネラル・アセンブリーは九月二三日にこの作業中の草案を受け入れることに合意し、公に共有するためにオンライン上に投稿された。



訳者コメント:
 本日9月28日に、いよいよ『ウォール街を占拠せよ/はじまりの物語』が発売される(来月初めにずれ込む地域もあり)。発売記念ということで、大月書店の寛大な許可を得て、実際の書籍にある「ウォール街を占拠せよ」の「連帯原則」を基に、その前後のただし書きを含め、現在の版のOWSの「連帯原則」を訳出、公開することにした。

 どのような経緯でこの「占拠運動が生み出した最初の公式文書」が生まれたのかなどは『ウォール街を占拠せよ/はじまりの物語』の「占拠の誕生」の章に書かれている。これはその名の通り、占拠運動を進める際の基本的な原則であり、他の合意された行動や文書などもこの原則の上にあるものであるはずだ。

 占拠運動に関心を持つ人ならば、この運動が直接民主主義的な志向を強く持っていることはおなじみだが、「労働の価値の再定義」や「技術、知識、文化」の共有なども新しい時代を創造しようとする意志が感じられると私は思う。





by BeneVerba | 2012-09-28 14:28 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)
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