2011年 10月 15日 ( 2 )

マイケル・ムーア - 今日は歴史的な日だ
This is a Historic Day
2011年10月05日 - マイケル・ムーア
原文:http://www.youtube.com/watch?v=MtYnoOpLYAE





 今日は歴史的な日だ。この運動は様々な人々が協力するものになった。なぜなら人々がそれが起こることを願っていたからだ。誰かリーダーのおかげじゃない。下積みの組織のおかげでもない。ただ人々がそう望んだからだ。

 オレは人間マイクロフォンが大好きだ。その理由を言おうじゃないか。なぜなら、これはオレだけの声じゃないからだ。それに、彼だけの声でもないし、彼女だけの声でもない。これがオレたちみんなの声だからだ。

 こういう風にずっとこの運動を続けていこうじゃないか。政治家たちにこの運動を利用させてはいけない。今日ここにいる君たちの一人一人が、ここに来られなかった一〇万人のアメリカ人を代表しているんだ。でも、彼らは君たちがここにいることを喜んでいる。そして、彼らはこれからも自分たちの都市にいるだろう。占拠運動はあらゆる場所にあるんだ。占拠しよう!あらゆる場所を!

 これらのビルの最高階にいる連中――とくにお前だ、ゴールドマン・サックス!――は、数百万の人々の生活を、いや地球上の数億の人々の生活を、破滅させた責任がある。誰かメディアの一人が、オレにこう訊ねてきた。「誰がこの運動を組織したんですかね?」。オレはこう答えてやった。「(ビル群を指しながら)奴らがこれを組織したんだ!」。

 奴らはブーツでアメリカの民衆に蹴りを入れたが、アメリカの民衆は今それをはねのけようとしている。今だ。来年じゃない。今だ!もう充分だ。もういいかげんにしよう(Enough is enough)。企業に支配されたアメリカで、一番汚い言葉は「充分(enough)」ってやつだ。奴らは充分ってことを知らない。強突張りの金持ちになっても奴らは飽き足らなかった。奴らは強突張りの金持ち以上の何者かになろうとした。そして今これを受け取っているというわけだ。

 奴らはおそらく数兆ものドルを盗み取った。だが、オレたちは「オレたちの金を返せ」と言うためにここにいる。いつオレたちの金を返してほしい?いつオレたちの金を返してほしい?(「今すぐ」という声)

 奴らはもうとっくに役割を終えた。奴らが数十億も貯め込んでいて、まだ飽き足らないのはお気の毒様だ。だが、麻薬中毒患者みたいに、奴らはまだ欲しがっている。奴らはもう手がつけられなくなっている。奴らは金銭依存症の問題を抱えているんだ。だからオレたちが介入を行うってわけさ。



訳者コメント:
 10/5の「ウォール街を占拠せよ」運動は、労組や大学生も参加し、それまでで最大の規模になった。このマイケル・ムーアのスピーチは、特に冒頭の部分など、そのことを踏まえていると思われる。

 訳者の聞き取り能力の限界のため、訳はリンク先に書き起こされた英文を参照した。意訳多し。

10/26の追記:
 その後、この翻訳を元にスピーチの動画に字幕を付けたので、このエントリの中で紹介しておきたい。

2012/6/3の変更点:
 記事を整理する中で、この翻訳も見直した。ほとんど変更はなし。「corporate America」という言葉を「企業に支配されたアメリカ」と訳していたが、この言葉には「実業界」という意味と「企業国家アメリカ」という意味があることを知って、一安心。

by BeneVerba | 2011-10-15 06:44 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)
一〇・一五行動の呼びかけ
October 15th Call to Action
2011年10月14日 - ウォール街を占拠せよ
原文:http://occupywallst.org/article/10-15-call-to-action/


 過去三〇年以上に渡って、一%の富裕層は、我々の人権を侵害し我々の環境を破壊するグローバルな経済システム――新自由主義――を、作り上げてきた。新自由主義は世界的な現象だ。このシステムこそが、あなたにもはや職がない理由であり、あなたが医療費、教育費、食費、住宅ローンをまかなうことができない理由である。

 新自由主義は、盗まれたあなたの未来だ。

 新自由主義は、労働基準を、最低生活賃金を、社会契約を、環境保護を破壊しながら、いたるところに存在する。それは「人類の顔の周囲に触手を巻き付けている大吸血鬼であり、金の臭いのするもの全てを容赦なくその血管に詰め込む」のだ。このシステムは南半球を荒廃させ、グローバルな経済危機――スペイン、ギリシャ、合衆国の経済危機――を引き起こしている。それは貪欲を基盤として築かれたシステムであり、ショックを与えて動揺させることで繁栄するシステムである。

 それは、人類を貧困化することで、一%だけが富むことを許すシステムなのだ。

 このシステムを停めなければならない!
 我々は、民主的かつ経済的に公正な時代の到来を告げねばならない。
 我々は、変わらなければならない。我々は、進化しなければならない。

 一〇月一五日に世界は立ち上がって一つとなり、こう言うだろう。「もうたくさんだ!私たちは新たな始まりであり、分かち合いの繁栄と、尊重と、相互扶助と、尊厳の時代の到来を告げる全戦線における、継続するグローバルな闘いなのだ」。

Actions worldwide



2012/6/3の変更点:
 現在の翻訳基準に合わせて、いくつかの語句の修正。こうした文書を改訳するのはどうかとも思ったが、時間が経ったこともあり、結局は自分に許した。

by BeneVerba | 2011-10-15 01:25 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)