2011年 12月 28日 ( 1 )

*昨夜のTwitterより八木さんとの議論を許可を得て転載。言葉がおかしかったり、とっちらかっている点があるがそのままで。転載を許可してくれた八木さんに感謝。


八木
マイノリティ差別の何が怖いって、「歴史上、それで虐殺や戦争にまで発展したケースが後を絶たない」のはもちろん「歴史上、権力者がその差別の構造自体を裏から操って、自分達の利益になるようにしていた」こともあるように思います。(続)

八木
そういう人間達は、要は差別の持つ対立構造を利用したいだけ。だから「差別する側」だろうが「差別を否定する側」だろうが関係ないわけです。ここで私は、こうした「差別構造の悪用」が、本当に差別に苦しんでいる人を二重に侮辱してしまっていることにならないかと思えてならないわけです。(続)

八木
極端な例ですが。―かつて差別思想のせいで戦争が起こった。戦後、何年か経ってから補償問題になったが、ここでまた差別思想に基づいて「やつらは嘘を言っている」という人々と「いや相手に補償すべきだ」という人々がいて、揉めてしまった…(続)

八木
…一方、相手国の側でも強硬に補償を求める人々がいた。しかしそうした声の陰で、着々と次の戦争の準備が進み、気がついたら次の犠牲者が生まれてしまった。―じつは最初の戦争も、2度目の戦争も、陰から同じ勢力が「差別の構図」を利用して、わざと戦争を引き起こしていたのかもしれませんね。(続)

八木
「差別の対立構造」が誰かに利用されうることを説明しましたが、「領土問題の対立構造」「犯罪者と被害者の対立構造」でも同じようなことはできてしまうのでしょう。(続)

八木
差別も領土問題も、互いが相手に「歴史を学べ」と言うのをよく目にしますが、それなら何より、歴史的にそうした「対立構造」が常に陰から誰かしらに利用されてきたことを学んでおかないと、いつまでも本当の意味での解決にはならないと思うのです。(了)

BeneVerba
@yohnoji 八木さん、一連のツイート読みました。だれがそれを利用しているのかというと、日本の「保守」でありアメリカだと思います。「北朝鮮」憎悪で得するのは、アメリカです。日本はアメリカという帝国主義の中にあって、利益を追及するという帝国内帝国主義のようなものです。

八木
@BeneVerba (本当はあれこれの対立について、平時にきちんと、誠意を示すべきところは示し、誤解があるところは解いておくべきなのでしょうね。だもので自分も怠慢だったと思うわけです)

八木
@BeneVerba >アメリカ ついでにもう少し詳しく言うと、「今は米国に拠点を置く一部の勢力」ということになるでしょうね。米国内でも文字通り99%の人達は煽られる側です。OWSの人々と茶会運動だって、なるべく共闘すべきではないかと。

BeneVerba
@yohnoji 八木さんがどういうヴィジョンを持っていたのかはわかりませんが、「政権交代」は全てを解決してくれる大きな一歩ではなくとも、その第一歩となるべき歴史的使命がありましました。ところが今の民主党に期待できる要素はありません。アメリカ従属であることははっきりしてます。

BeneVerba
@yohnoji 続きですが、私たちが「政権交代前」あるいは「3.11」前に思い浮かべていた政治のヴィジョンの薄さが今私たちに降りかかっているような気がしてます。「戦後は終わった」というのが多くの認識です。しかし、相応しいシステムがない。その意味で戦後に苦しめられる気がします。

八木
@BeneVerba 先日、ふだんテレビ依存の父が「民主党に一度やらせてみようというから~」などと言っていたのですが、それって政権交代以前にマスコミが煽っていた言葉なわけですよ。そう考えると、民主に一度政権を取らせることも計算のうちだったのかもしれません。

BeneVerba
@yohnoji 鳩山が普天間県外移設断念を決めた時点で、それまでの与党と何ら変わらない存在へとなり始めていました。米軍基地問題は無論、原子力導入の黒幕もアメリカです。そこを問題化できない脱原発運動は中途半端に終わるでしょう。日本は比喩的に属国なのではなく文字通り属国なのです。

八木
@BeneVerba 鳩山氏が後に現首相に「米国の言うなりになり過ぎるとよくない」と言ったという記事を読みました(笑)。やはりうまく説得工作をするしくみがあるのかもしれません。もし一国の首相に対してそういうしくみがあるのであれば、たしかに事実上の属国ということになります。

八木
@BeneVerba 「特定の人間の利益に踊らされる現状」へのカウンターとして、何より「次の姿」を想像しておこうということですね。進むべき道筋となるような。

BeneVerba
@yohnoji そうですね。端的言ってそれには、アメリカの日本、東アジア、太平洋地域における覇権主義を暴き出すことが必要です。歴史的地理的にです。万が一政権交代が何がしかの定着を見せれば、そのような作業が生まれる余地もあったかもしれません。3.11という苦難を見つめも、です。

BeneVerba
@yohnoji そうですね、ありていに言って『世界』誌や『週刊金曜日』のような「左翼」または「リベラル」誌は、基本的に当時「政権交代」万歳で、小選挙区制に反対する記事が掲載されたのも、随分後になってからでした。彼らには道を誤らせた責任がありますよ。私はそう思ってます。

八木
@BeneVerba 意図的か、乗せられただけかはともかく、結果論としてはそれを支援してしまったわけですね。

八木
@BeneVerba ただ暴くというのが厄介でして、一部の人間が仮に完全な事実を入手しても、テレビ依存の人が多い現状ではそれを大多数の人に知らしめることが難しいわけです。そういう意味で、戦後テレビ局ができた経緯を追求している人がいるのも頷けますね。

BeneVerba
@yohnoji 繰り返しになりますが、時折思い出したように「日本は属国だ!」などと吐き捨てるのではなく、「日本はアメリカと右翼の利害が一致したところに現出した国家なのだ。これをどうするか」という前提がまず大切です。例えば自民党成立にCIAが関わっていることは周知の事実ですから。

八木
@BeneVerba 米国内の二大政党制も常々不気味だと思っています。一見すると民主主義のようですが、2つしか党がないからいくらでも工作できてしまうわけです。民主主義国家だと思わせるためには、米国でも日本でもそういうスタイルにしてしまうのが都合がいいのでは。

BeneVerba
@yohnoji 小選挙区制、二大政党制を私に批判させるとキリがないですが、まずあれはアングロサクソン的社会のための制度です。日本に導入しようとした岩波リベラル人などは大失敗。もう一つはあれが「反共」的で「新自由主義」的である点です。エリートが思い描いた通りには行きませんでした。

八木
@BeneVerba マスコミは今度は議員の数を減らせと煽り始めています。これも危険な兆候だと見ています。

BeneVerba
@yohnoji 政権交代前夜から民主党が一貫して主張していることです。ご存知でしょうが、議員定数の削減はただでさえ反映されていない、国民の声を更に削るということです。にもかかわらず経費削減出あるかのように宣伝されているわけです。率直に言えば、アメリカに従属する二大政党制です。

八木
@BeneVerba そうしたことは少し考えれば私のような素人でも分かるのですが、よく考えずにマスコミに流される人が多いのが困ったものです。

BeneVerba
@yohnoji 話が飛びますが、脱原発運動の視野を伸ばさなければいけないのでは?と考えています。中曽根康弘なんて「戦犯」として弾劾されるべきです。原子炉は全て止めるべきです。しかし、アメリカと右翼の利害一致の元に築かれた戦後体制を暴く作業なしに、新しい社会を築けるでしょうか?

八木
@BeneVerba たしかに反原発運動も東電会長ばかりに気を取られて、そちらは後手ですね。マスコミ報道を見ても、元首相の罪を責めるどころかむしろ持ち上げてすらいます。東電への批判は載せるにもかかわらず、です。民主党も事故後、真っ先にそれをすべきだったのですが。

BeneVerba
@yohnoji 日本の原子力体制と55年体制の成立をパラレルなものとして捉えるべきではないでしょうか。そこに朝鮮戦争も入ってくるはずです。それら全てに介在する存在はアメリカです。充分にこの考えをまとめ切れたとは言えませんが、脱原発運動の射程はもっと奥が深いのではと思っています。

八木
@BeneVerba ズバリ、なぜ原発を持たせたかったのでしょう?

BeneVerba
@yohnoji 不十分なものとなることを覚悟しつつ、お答えすると、アメリカは持たせたくはないでしょうね。ただアメリカの管理の上で「原子力の平和利用」をやらせるにとどめたいのではないでしょうか。日本の右翼の目的は、もちろん核武装よる対米自立でしょう。

八木
@BeneVerba なるほど、ありがとうございます。私は(かつては)対共産圏の楔とするため、今でも東アジアに軍事的緊張を持たせるために機能している気がします。あとは、それこそ事故でも起これば食料を米国に頼らざるをえなくなるから、最初からそれが狙いだったとか(笑)。

BeneVerba
@yohnoji それは考える価値がありそうです。いずれにせよ、東アジアほど分断が現存するところはないのではないのでしょうか。南北のコリア、朝鮮半島と日本、日本の中における外国人、日本と琉球などなどです。それがうまく帝国主義の統治として機能してしまっている気がしてなりません。

八木
@BeneVerba ええ。ですので、東アジア間の対話のきっかけとして「我々が争ってしまうと誰かが得をするのではないか」という考えをもっと広めたいわけです。

BeneVerba
@yohnoji 全く同感です。右派でさえ日本がある種の「独立国家」でないことを認めているわけでしょう。それなのに「自由な主体」として、「北朝鮮」(共和国)なり中国に憎悪を向けるのは、少なく言っても、単純すぎるし、日本という国がおかれた状況を見つめていないと思うのですがね。

八木
@BeneVerba 「差別の構造」は単なる分断だけでなく、「上」に向くべき憤懣を「下」や「外」に対して向けてしまうガス抜き機能もあると思うのですよ。まさしく江戸時代、農民の下になぜ被差別層がいたのか、というのと同じことです。

BeneVerba
@yohnoji となると、現代においては、グローバル化した社会でアイデンティティの拠り所を失ったマジョリティが、社会内部の非差別者よりも「国籍」を元にした「外国人」への憎悪と分断統治が行われているということかもしれません。

八木
@BeneVerba 建前上、人権を重視することになっていますし、普通選挙権も認めていますからね。選挙権を持たない外国人や少年、投票に関心の薄い若い世代を叩くのは便利な集票パフォーマンスなのですよ。

by BeneVerba | 2011-12-28 09:16 | 意見 | Trackback | Comments(0)