タグ:ゴールドマン・サックス ( 3 ) タグの人気記事





コメント:
 一昨日アップロードしていたギリシア制作のドキュメンタリー映画『デットクラシー(Debtocracy)』――負債による支配といった意味の造語――に、日本語字幕を付けて公開。これはクリエイティブ・コモンズ(CC BY-SA)で公開されているもので、公式サイトにもそのことは明示されている。

 全面で取り上げられているわけではないが、デヴィッド・ハーヴェイやアラン・バディウといった有名どころも出演。ついでに言えば、大した話ではないが1時間8分辺りのところで、このブログでも良く取り上げるお二方の写真が……。

 このドキュメンタリーはNHKが「ギリシャ/財政破綻への処方箋~監査に立ち上がる市民たち~」の題名で放映したことがあるはずだが(私はインターネットで視聴)、編集で切り刻まれた結果内容から受ける印象はかなり異なっている。

 NHK放映版では、その邦題通りに、債務監査委員会の結成(と不当債務の概念)が全ての解決法であるかのような締めくくり方をしているのだが、この「インターナショナル・ヴァージョン」では、監査委員会はより大きな闘いの一部だとはっきり言われている。

 そのより大きな闘いが一体どんな闘いなのかは観ていただくとして、最後に翻訳上のことを。複数の言語によって構成されているために、英語の字幕を元に、適時フランス語の字幕を参照しながら翻訳した。したがってほとんどの部分で重訳ということになる。その点は申し訳ないのだが、可能な限り正確であるように努めたし、今後も見直していきたい。

[7/17の追記]
 千葉学(@mnb_chiba)氏のサジェスチョンを受けて、日本語の題名を『デトクラシー』から『デットクラシー』に変更。YouTubeの説明文も合わせて変更した。この場を借りて氏に感謝したい。

by BeneVerba | 2012-05-20 00:14 | 動画 | Trackback | Comments(3)
今日は歴史的な日だ
2011年10月05日 - マイケル・ムーア
URL:http://www.youtube.com/watch?v=MtYnoOpLYAE





アメリカの民衆は私たちを支持している
2011年10月20日 - マイケル・ムーア
URL:
http://www.youtube.com/watch?v=6bT8ust5oIw
http://www.youtube.com/watch?v=xmqPp1cncek






 以前翻訳した二つのマイケル・ムーアのスピーチに、字幕を付けたので、まとめて紹介。

by BeneVerba | 2011-10-25 18:54 | 動画 | Trackback | Comments(0)
マイケル・ムーア - 今日は歴史的な日だ
This is a Historic Day
2011年10月05日 - マイケル・ムーア
原文:http://www.youtube.com/watch?v=MtYnoOpLYAE





 今日は歴史的な日だ。この運動は様々な人々が協力するものになった。なぜなら人々がそれが起こることを願っていたからだ。誰かリーダーのおかげじゃない。下積みの組織のおかげでもない。ただ人々がそう望んだからだ。

 オレは人間マイクロフォンが大好きだ。その理由を言おうじゃないか。なぜなら、これはオレだけの声じゃないからだ。それに、彼だけの声でもないし、彼女だけの声でもない。これがオレたちみんなの声だからだ。

 こういう風にずっとこの運動を続けていこうじゃないか。政治家たちにこの運動を利用させてはいけない。今日ここにいる君たちの一人一人が、ここに来られなかった一〇万人のアメリカ人を代表しているんだ。でも、彼らは君たちがここにいることを喜んでいる。そして、彼らはこれからも自分たちの都市にいるだろう。占拠運動はあらゆる場所にあるんだ。占拠しよう!あらゆる場所を!

 これらのビルの最高階にいる連中――とくにお前だ、ゴールドマン・サックス!――は、数百万の人々の生活を、いや地球上の数億の人々の生活を、破滅させた責任がある。誰かメディアの一人が、オレにこう訊ねてきた。「誰がこの運動を組織したんですかね?」。オレはこう答えてやった。「(ビル群を指しながら)奴らがこれを組織したんだ!」。

 奴らはブーツでアメリカの民衆に蹴りを入れたが、アメリカの民衆は今それをはねのけようとしている。今だ。来年じゃない。今だ!もう充分だ。もういいかげんにしよう(Enough is enough)。企業に支配されたアメリカで、一番汚い言葉は「充分(enough)」ってやつだ。奴らは充分ってことを知らない。強突張りの金持ちになっても奴らは飽き足らなかった。奴らは強突張りの金持ち以上の何者かになろうとした。そして今これを受け取っているというわけだ。

 奴らはおそらく数兆ものドルを盗み取った。だが、オレたちは「オレたちの金を返せ」と言うためにここにいる。いつオレたちの金を返してほしい?いつオレたちの金を返してほしい?(「今すぐ」という声)

 奴らはもうとっくに役割を終えた。奴らが数十億も貯め込んでいて、まだ飽き足らないのはお気の毒様だ。だが、麻薬中毒患者みたいに、奴らはまだ欲しがっている。奴らはもう手がつけられなくなっている。奴らは金銭依存症の問題を抱えているんだ。だからオレたちが介入を行うってわけさ。



訳者コメント:
 10/5の「ウォール街を占拠せよ」運動は、労組や大学生も参加し、それまでで最大の規模になった。このマイケル・ムーアのスピーチは、特に冒頭の部分など、そのことを踏まえていると思われる。

 訳者の聞き取り能力の限界のため、訳はリンク先に書き起こされた英文を参照した。意訳多し。

10/26の追記:
 その後、この翻訳を元にスピーチの動画に字幕を付けたので、このエントリの中で紹介しておきたい。

2012/6/3の変更点:
 記事を整理する中で、この翻訳も見直した。ほとんど変更はなし。「corporate America」という言葉を「企業に支配されたアメリカ」と訳していたが、この言葉には「実業界」という意味と「企業国家アメリカ」という意味があることを知って、一安心。

by BeneVerba | 2011-10-15 06:44 | 翻訳 | Trackback | Comments(0)