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 ちょっとしたエントリ。昨日はヨーロッパを中心に、南北アメリカ、アジアなどで「夜の蜂起(Nuit Debout)」の世界同時行動が行われた。また15M運動の五周年記念日でもあった。おそらく日本では連帯したアクションはなかったと思う(確かなことはわからないが)。かくいう私も、単純にTwitterなどで、「#GlobalNuitDebout」のハッシュタグを眺めていただけだ。

 その中で、いくつか興味深い画像があったので、記録ないしはスケッチのようなものとして、残してみたい。

 いくつかの写真からは「人々の持つ権力は権力を持つ人々に優る」「あなたは無力ではない」「本当に大切なことは政府にはわからない」「私たちを見つめたり、からかったり、じゃましたり、いっしょに参加したりすることはできても、私たちを止めることはできない」といった文言が読める。

 多少感慨めいたことを書くなら、日本には広場などを占拠して、直接行動で、下からの民主主義を創造する運動は定着しなかったいうことだけだ。

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by BeneVerba | 2016-05-15 09:34 | 画像 | Trackback | Comments(0)
e0252050_14464414.jpg“民衆は政府の崩壊を望んでいる!”
――アラブの春,エジプト,2011年

“この体制を私たちが変えていこう!”
――バルセロナ,スペイン,2011年5月15日

“その夜何かが起きているのに気づきました。自転車に乗ると自分にこう言いました。いったい何が起きているのか、とにかく行って確かめよう”

“まるで魔法のようでした。このような何かを求めていたのです”

“私がずっと残念で仕方がなかったのは、民衆の声に耳を傾けさせる道が、この国になかったことです”

“私がここに来た理由は、自分を表現する必要があったからです。今では自由に呼吸できるし、参加者の一人になったと感じています”

“民主主義を信じないのではありません。もちろん信じていますとも。ですが、私たちの民主主義は病んでいるのです。フランコ独裁時代から、多くを引き継いでしまっています”

“三世代が幼児期からこういう風に慣らされています。「何もするな。意見を述べるな。何かする時は見られないようにしろ」。こうしたことの全てを終わらせなければなりません”

“人々が抗議するのは良いことだと思います。家の中にいるだけでは、誰からも気に留めてもらえません。これも体制のあり方に対して不平を表明する一つのやり方です”

e0252050_14474738.jpg“市の中心にある広場を占拠できたのは、素晴らしいことでした。広場はカタルーニャを象徴する場所だったからです”

“代表制民主主義があるとはいえ、やがて私たちが気づいたのは、政治家に公の富を任せていても公正な社会にはならないことです”

“豊かな社会では、財源に限りがあると信じ込まされますが、真実ではありません。富ならばあります。社会のごく一部の手にあるだけです”

“誰もが予算削減を受け入れていますが、それは医療、教育、文化を商品と見なしているからです”

“ある経済システムが確立してしまっていて、投票ではそれを変えられません”

“独裁政権が終わった後、最高所得税率は63%でした。なぜそれが今は、43%なのでしょうか?その20%は、上流階級への贈り物なのです”

“私たちは反体制じゃない/体制が反民衆なんだ”e0252050_14483269.jpg

“私はあそこにいましたが、提案なら山ほどあったと断言できます。問題は、それらの提案が、人々の耳に届いていなかったことです”

“15Mの集会に参加すれば、多くの提案があることだけでなく、それらが政治家の提案よりも深く民主的なものだと気づくでしょう”

“政党が移民を犯罪者扱いする卑劣で馬鹿げたキャンペーンを行ってます。危機のスケープゴートにしようとしているのです。移民の権利のために、私たちは活動しています”

e0252050_14501455.jpg“私たちみんなが移民だ!”

“この委員会は、金融システムに対する規制を、強化することを提案しています。とりわけ投機的な金融取引に対する課税による規制です”

“占拠期間中に転換点となる出来事がありました。警察による強制排除の試みです”

e0252050_14504132.jpg“警察は非暴力を目的とする組織ではありません。5月27日にそれが明らかとなりました”

“あそこに漂っていた雰囲気は、言葉になりません。何とも言えない感覚で……。私が覚えているのは、警察に襲撃されたと感じた人々が、自分たちのものを取り返したということです。広場はみんなのものだったのです”

e0252050_1452574.jpg“民衆の勝利”

“団結した民衆は決して敗れない!”

“私と同世代の人々もいました。きっとこの運動は、前進してゆくことでしょう”

“1968年、私たちは多くの闘争を行い、何度も警棒で弾圧されました。今の若者たちは眠っていました。そう、かれらは眠っていたのです”

“かれらはイメージが傷つくことを恐れて警官隊を派遣したがりません。権力が本当に望んでいるのは、人々が自己検閲することです”

“この予算案は民衆のためのものではありません。銀行家、政治家、富裕層といった支配階級のためのものです”

“今日、週40時間労働制や公的な医療や教育があるのは、私たちの父母や祖父母が街頭で闘ってきたからなのです。そして、今や私たちが街頭へと繰り出す時がやって来たのです”

e0252050_14545437.jpg“止めろ!止めろ!議会を止めろ!”

“革命中につき議会はお休みさせていただきます”

“鳥肌が立つほどぞくぞくする!”

“実際に起きていたことと、報道にはとても大きな差がありました。広場の攻防の後、権力側はメディアを用いた戦略を始めます。この運動を、犯罪であるかのように見せかけようとしたのです”

“かれらにとっては、議会だけが政治を行える唯一の場所です。だから結集した民衆を襲撃だと見なしたのです”

“私たちは、軋轢を生み出している原因に、対処しようとしていません。やがて軋轢が暴力に発展すると、何もないところから暴力が生まれたかのように見なされるのです”

“暴力の問題に取り組む際には、私たちが資本主義社会の中に生きていることを、考慮すべきです。それは、はるかに多くの暴力を伴った、社会経済的なシステムなのです”

“民主主義は四年ごとの投票ではない!”

“「現在のシステムのみが唯一可能なものだ」と思い込んでいる人々との衝突です。かれらは、他にオルタナティヴがあるのか疑ったりしないのです”

“象徴的な存在だったテント都市が、次第に実際の都市になりました。そして、実際の都市のように様々な現実の諍いが生じました”

e0252050_14553620.jpg“歴史的に見て、民衆は広場や街頭でお互いを見いだしてきました。市当局がベンチを撤去してしまったので、今では人々が出会う機会がありません。新自由主義も市の開発計画に悪い影響を与えました”

“私たちには主張があり、決意がありました。自分たち自身でやりたかったのです。誰かがやるのを待つのではなく”



コメント:
 バルセロナでの15M運動を記録したドキュメンタリー『目覚めゆく広場』より、台詞やブラカードの文句などの言葉を(スナップショットとともに)集めてみた。言葉の選択においては、文言は変えなかったが、引用に相応しい形式にした。また、全てを視たかのような気持ちにならないように配慮した。つまり、本当の名台詞は省いた。未見の方は(あるいは一度見た方であっても)、ご視聴をお願いする。





by BeneVerba | 2013-06-24 14:58 | 動画 | Trackback | Comments(0)




目覚めゆく広場――15M運動の一年
原題:El Despertar de Les Places - Un Any de 15M
監督:リュック・グエル・フレック,ジョルディ・オリオラ・フォルク
制作:TransformaFilms,2012年,バルセロナ (45分)
日本語字幕:芦原省一海老原弘子
URL:http://www.youtube.com/watch?v=xy_8NXEMqw8


 2011年5月、「インディグナドス(怒れる者たち)」と名づけられた民衆による抗議活動が、瞬く間にスペイン全土に広がった。この一連の抗議活動は、5月15日(15 de Mayo)に行われたデモが出発点となったことから、15M(キンセ・エメ)運動とも呼ばれている。とりわけ「広場の占拠」という独特の抗議方法は国外からも注目を集め、約4ヶ月後に「ウォール街を占拠せよ」として、大西洋の反対側に再び姿を現すことになった。

 地方選挙戦の真っ只中に始まったことから、当初15M運動は、当時の社会労働党政権に対するスペインの人々の不満の表れとして報道された。しかしながら、「今すぐに真の民主主義を!私たちは政治家や銀行家の手中にある商品ではない」というスローガンに明白なように、その本質は金融権力に乗っ取られた議会制民主主義モデルに対する批判であった。

 事実、広場を占拠するというアイデアは、新しい民主主義のかたちを探るために、参加型の直接民主主義を実践する場を確保するという必要性から生まれている。こうしてスペイン各地に現れた「キャンプ」の中でも、首都マドリッドのプエルタ・デル・ソル広場に並ぶ規模を誇ったのが、バルセロナ市中心に位置するカタルーニャ広場のバルセロナ・キャンプであった。

 2012 年5 月、カタルーニャ広場占拠の参加者6人が一同に会するところから始まる『目覚めゆく広場―― 15M運動の一年』は、バルセロナの怒れる者たちの足跡を辿るドキュメンタリーであり、一年後の視点から15M運動を分析する試みだ。バルセロナ・キャンプの誕生から、州警察による強制排除や州議会包囲といった出来事を経て、各地区での集会へと変容するまでが描かれている。

 広場の占拠は姿を消してしまったが、スペイン社会を揺るがす変革の波は今もなお続いている。15M運動が未曾有の危機に苦しむスペインの転換点となったことに疑いの余地はないだろう。

CC-By-NC-SA
www.transformafilms.org



連絡:TransformaFilmsJP(at)gmail.com


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*上記フライヤーのPDFはここからダウンロード可。





by BeneVerba | 2013-03-31 21:16 | 動画 | Trackback | Comments(0)
EXHIBITION: MAY 1ST GENERAL STRIKE KOREA
【展示】ゼネラル・ストライキ・コリア@イレギュラー・リズム・アサイラム
2012/07/29~08/05 - ゼネラル・ストライキ・コリア
引用元:http://generalstrikekorea.tumblr.com/post/26689930608/2012-lgbtq

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 2012年労働者の日、韓国の若き不安定労働者、青少年、障害者、学生、家事労働者、LGBTQ、失業者、ニート、ひきこもり、農業従事者、アナキスト、アクティビストたちが、この日を仕事をしない日(No Work)、授業に出ない日(No School)、家事をしない日(No Housework)、消費をしない日(No Shopping)など、各自様々な宣言を掲げた。自ら作ったプラカード、横断幕、王冠(基本所得)、巨大風船、巨大人形、サウンドリヤカー、移動式トイレ、植木鉢、種爆弾などを持ち、「都市を麻痺させよう!通りに出よう!」というスローガンを叫びながらソウルの中心街でデモ行進を行った。

 この「ゼネスト行進」はOccupy運動に参加した全世界のプレカリアートと共に行われた。現在、全地球的システム「資本主義」が私達のために存在しているのではないにもかかわらず、積極的であれ消極的であれ、このシステムに参加せざるをえないものとして維持されているという点に着目した。このシステムを打破できる方法は、私達自ら屈辱的な参加を拒むこと、すなわちこのシステムを麻痺させることであると考え、結集したのだ。

 また、「ゼネスト」という最も伝統的な労働アジェンダを政治家たちはおろか労働組合さえ叫ぼうとしない。そのため、つまり私達「身を寄せる家もなく貧困に喘ぐ若者たち(プレカリアート)」が先頭に立って、このアジェンダを表面化させるとともに、ほぼ完全に奪われている政治的権利を自ら取り戻すことを宣言した。

 1997年のアジア通貨危機に見舞われてから15年、新自由主義の猛攻に対応できなかったのは韓国経済だけではなかった。うんざりするような疲弊を打破できない韓国の社会運動、そして四方八方塞がりの真空状態の中で、これ以上反応しなくなった私達一人一人の身体こそが新自由主義における最大の被害者であった。

 2012年5月1日。まるで新自由主義の閾値を測るための生体実験の場のような韓国社会で、散り散りになり、最も弱く、最も蔑ろにされてきた人々が、大き な声を張り上げ、資本主義という絶対的な力を止めようと楽しげに通りに出た。この記録を<GENERAL STRIKE EXHIBITION:都市を麻痺させよう!通りに出よう!>として残した。


ゼネストに参加したワークグループ:
ソウル占領者たち / 基本所得青少年ネットワーク / Listen to the City / パートタイムスイート / 大学生 人の連帯 / ランテェン / キム・キジョ (デザイナー) / ヒョン・ヨンソク / Headache / ノドゥル障害者野学 / タルグン / チェファ団 / コ・ビョンゴン / イダ / シン・ボソン / ソン・ギョンドン / 淫らな行進 (Slutwalk_Korea) / スユノモN / スユノモR / キン (映像作家)/ 植田二郎 / チン・ウニョン / あすなろソウル支部 / 基本所得韓国ネットワーク / Doandanユ・ミョンサン / ムキムキマンマンス / Kit-toast / 種を蒔く人々 / 反資本主義研究会 / またの集い / 西江大総学生会 / 釜山慶州Occupy大学生運動本部 / 慶煕大政経大学生会 / 韓国外大日本語大学生会 / 成均館留学大学生会 / パク・ジョングン / ジョン・ミヨン / 性労働者権利の集いGG / アンデス / キム・ジョンウン / DJハバグク / ヤマガタ・トゥイクスター / キム・イェチャン / 機械対抗ストライキ団 / かたつむり工房 / イ・テックグァン / パク・ダハム / Bissan throphy Records / Marginal Theatre Festival / イ・ジンギョン / ワーク・オン・ワーク / ミックスライス / Okin Collective / トゥムルモリ田委員会 / 人民ボニョンイ / チョンスン / 青い映像 (ドキュメンタリー制作集団) / イ・ソノック

by BeneVerba | 2012-07-31 10:33 | 転載 | Trackback | Comments(0)