意見:私に対して民族差別を働いた岩下結を肯定的に取り上げる『マガジン9』
意見:私に対して民族差別を働いた岩下結を肯定的に取り上げる『マガジン9』_e0252050_16545282.jpg これまでにもさんざん批判されてきた『マガジン9』(例えば民主党への過度の肩入れなど)が、「なぜ僕らは『ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会』を立ち上げたのか?」との題名で、「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」の事務局メンバーである岩下結らを採り上げている。

 本ブログの読者ならば既にご存知であるように、岩下は『ウォール街を占拠せよ――はじまりの物語』の出版後、私に対して「日の丸批判、反原連批判をやめて契約を取るか、それとも契約を失ってもいいのか」との脅しをかけた人物である。

 『マガジン9』の「なぜ僕らは『ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会』を立ち上げたのか?」(その2)が公開されたのを機会に、下記のコメントを投稿した。投稿時にはいくつか誤変換があったが、なお、この引用では修正してある。

 『マガジン9』編集部一同へ。私に対して民族差別を働き、いまだに謝罪をしていない岩下結を記事にて取り上げたことに、厳重かつ、満身の怒りを持って抗議する。この記事は私に対する差別の二次加害であるとともに、岩下の民族差別を免責するものであり、今なお継続中である、私の傷つきながらの差別の告発を無効化するものであり、きわめて悪質と言わねばならない。

 私は、大月書店との間で『ウォール街を占拠せよ——はじまりの物語』の出版契約を結び、その仕事が終わった後で、日の丸を掲げるような反原発運動を批判している点をとがめられ、そのため、ろくに宣伝も行われず(そのことは岩下も認めている)、次に翻訳する書籍について内定状態にあったにもかかわらず、そのような批判をやめない限り、契約はやれないとの脅しを受けたのである。

 私は、日の丸の下に、差別され、殺され、犯され、言葉を奪われ、国籍を奪われた、朝鮮民族の一人である。大月書店の言うことに従って翻訳契約を取るか、民族としての尊厳を選ぶかで悩み苦しんだ末、私は朝鮮民族として、日の丸を肯定することはできないと突っぱねた。すると、契約を破棄されたのである。

 私に対する民族差別が回復していない段階で、岩下に荷担する貴紙の態度を厳しく問う。私は岩下からの直接の差別被害者であり、未だに差別の回復がなされていない。この差別記事について、私に対して貴紙の見解を回答せよ。


 コメントは承認制であるために、『マガジン9』編集部によって無視されることが考えられる。もし、賛同していただけるのならば、ぜひ、岩下結が私に対して取った態度は、まごうかたなき民族差別主義であること、私のコメントを承認すること、そのような岩下が事務局を努める「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」は眉唾物であることなどを、『マガジン9』の当該記事に対して、コメントしてほしい。

 岩下結よ、なぜ民族差別の第一人者であるお前が、「民族差別を憂慮することができるのだ?途方もない欺瞞である。しかし、私は、決して黙らされない。「黙らさせる」「沈黙を強いられる」ことは、差別の要素の一つであるからだ。私は、いつまでも闘い続けるだろう。できれば、ご支持をお願いしたい。


[抗議先]
  • 『マガジン9』フォーム
    http://www.magazine9.jp/contact/
  • 『マガジン9』記事、その一
    http://www.magazine9.jp/article/other/15485/
  • 『マガジン9』記事、その二
    http://www.magazine9.jp/article/other/15666/
  • ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会
    https://www.facebook.com/antifapublishing
  • 大月書店フォーム
    http://www.otsukishoten.co.jp/contact/
    *ぜひ、これらのページに岩下と『マガジン9』の責任を問うコメントをお願い申し上げます。民族差別を受けると言うことは、劇的な痛みなのです。

    [追記]
     その後、上記コメントとほぼ同一の文面を、『マガジン9』あてに送付した。対応(無視も含む)の如何によって、同誌のスタンスが問われるであろう。


  • by BeneVerba | 2014-11-13 16:31 | 意見