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昨年九月一二日に、文京区本郷にある大月書店本社前で、全国争議団の仲間たちと、全国結集行動の一環として、社前闘争を行ってまいりました。大月書店に対しては事前に、この日に団体交渉申し入れに行くこと、そして、大月書店社長中川進が在社していることを、要求する要請文を送信しておりました。
ずいぶん遅れた、闘争報告にて、申し訳ありません。 この日、まず数名の人間で下見に行ったところ、なんとまあご丁寧なことに「団交拒否通知」が、大月書店本社ビルの正面玄関にでかでかと貼ってある始末でした。 言葉を交わさないうちから、緊張感が増す中で、私たち、福岡地区合同労働組合の仲間たちや、全国争議団の仲間たちが、シュプレヒコールを上げ、大月書店ビルの入り口に近づこうとすると、玄関のガラス戸を挟んで、社内に数名の人影が現れました。どうやら社員と思しきこの数名と私たちの間で、まずは言葉のやりとりがありました。 「団体交渉の申し入れをしたい。中に入れてくれ」「入れることはできません」といったやりとりが、数回にわたって繰り広げられました。玄関の社内部分にたたずむ数名は、「中川進と岩下結は在社しているのか」「そもそもおたくらは大月書店の社員なのか。名前は何というのか」と聞いても、一切何も答えず無言のままでした。 そこでふと上を見上げると、二階部分にある、正面部分に向いて開いた小さめの窓から、ビデオカメラのみを差し出して、自らの姿を隠しながら私たちを撮影する輩が、いました。さらに、あろうことか、この撮影者は、私たちの「撮影やめろ!」という訴えに反応するように、私たちに対して指で「ファックユー」の仕草を何度もしていました。 大月書店現編集部長岩下結は、私宛のメールで、自社のことを「伝統的な左翼出版社」と誇っていたのですが、そうであるならば、大月書店の犯した民族差別・思想差別に対して真摯に対応すべきでしょう。しかし、今回の振る舞いは、「伝統的な左翼出版社」にあるまじき、敵対者に対しては何をしても許されるという、倫理も何もあったものではない振る舞いでした。 また、この社前闘争には、私が福岡地区合同労働組合とフリーターユニオン福岡という、二つの組合に加盟している関係で、フリーター全般労組からも、支援の人が駆けつけてくれました。その人は、「(ファックユーの仕草も含めて)これでは大月書店は、しばき隊と変わらない」という感想を漏らしていました。 福岡県労働委員会での団交要求は、却下という不当な結果に終わりましたが、大月書店闘争は、志気も高らかに、まだまだ続いていきます。
by BeneVerba
| 2015-01-09 23:56
| 労組
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